2010年01月26日

夢をかなえるのはゾウではなく・・・

今更ながら、ではあるが「夢をかなえるゾウ」を読んでみた。ちょっと前にベストセラーになってたので、どんな本か読んでみたいとは思っていた。しかし時は流れ、2007年の本をようやく読むことができた次第。ホント今更、である。

感想としては、なかなか面白かった。
ドラマ化もされてたので小説かと思っていたが、中身はハウツー本、というか自己啓発本である(著者の他の本を見ればすぐ分かることだけど)。「夢をかなえるゾウ」たる「ガネーシャ」と主人公の「僕」とのおかしな毎日を通して、自分を変えるための方法が語られていく。その方法とは、誰もが知っていることだったり、知っていても実行できていないことだと改めて気付かされるのではないだろうか。

そしてこの本のツボは、「ガネーシャ」と「僕」のキャラクター設定にある。
自称神様、なのに関西弁をしゃべり、数々の偉人達を「くん」付け呼ばわりで、悪戯はするわパチンコに行くわ、性格もお世辞にもいいとは言えない「ガネーシャ」。一方ハナからガネーシャを疑い、彼(?)に振り回されながらも時には暴力も振るって対抗し、それでも彼の教えを守って少しずつ変わっていく「僕」。その関係は、信仰が揺らぎ絶対的な価値観が失われた今の日本と、そんな社会をクールな視点で見つつも、情熱は失っていない現代の若者に重なる。
何がホントか分かりにくい時代。その中でストレートでなくテレと笑いをもってしか真面目になれない、でもやる時はやる。「ガネーシャ」と「僕」はそんな空気にマッチした組合せと言えよう。(まあ今やツンデレは基本だからねえ)

しかし、本書が手放しでオススメかというとそうではない。
内容としては読みやすいのだが、何せ軽い。薄い。いや小説じゃないから当然だが、これがバカ売れしてドラマになったとは俄に信じがたい。いや読み物じゃないから仕方ないけど。
また内容の割には値段が高い。ページの多い文庫本という感じだが、これで1600円である。1割の寄付分を上乗せしとるっちゃない?と勘ぐりたくなる。まあコレは読んだ本人が感じることなので、大きなおせっかいではあるが。

とは言え、読んで損はしないだろう。成功したい、自分を変えたい、夢をかなえたいと思っている人なら、何かしら残るものがあるのではないだろうか?
そして最後に気付くだろう。思いを実現させるのは自分自身、「夢をかなえるぞう!」と決意した自分なのだと。
(そこ、笑っていいぞ〜w)













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